バッテリー最大容量の目安|80%の意味と、中古iPhoneを買う・売るときの見方

バッテリー最大容量とは、新品のときと比べて今のバッテリーがどれだけ電気をためられるかを示す、iPhoneの表示です。Appleは80%を交換の基準としては示しておらず、80%を線にするのはAppleCareのプランやPixel、中古の店ごとの基準です。

バッテリー最大容量とは?目安を見る前に知っておくこと

バッテリー最大容量は、新品時と比較したバッテリー容量の基準です。使ううちに化学的な経年劣化で下がり、1回の充電で使える時間が短くなることがあります。

Appleの設計値は、iPhone 14モデル以前がフル充電サイクル500回後も80%を維持、iPhone 15以降が1,000回後も80%を維持するというもので、どちらも理想的な条件での話です。表示の意味は同じでも、判断の線は誰が決めるかで変わります。

バッテリー最大容量の確認方法

表示の意味と確認画面の経路は、2026年10月31日にApple・Googleの公式ページで確認した内容です。

確認は「設定」>「バッテリー」から始めます。機種によって開く画面の名前が違うので、自分の端末に合う見出しを選んでください。

iPhone 15以降の確認方法

iOS 17.4以降のiPhone 15以降なら、「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態」で最大容量を確認できます。同じ画面で充放電回数、製造日、初回使用日も見られ、バッテリーの交換が推奨されているかどうかも確認できます。

iPhone 11〜14の確認方法

「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態と充電」で、最大容量などを確認します。Appleの公式ページには、このモデルで充放電回数が表示されるという記載はありません。

Androidのバッテリー最大容量は見られる?(Pixelの場合)

Pixelは「設定」>「バッテリー」>「バッテリー ヘルス」で確認します。「低下」と表示されたときは、バッテリー容量が80%未満という意味です。この表示があるのはPixel 8a以降で、Pixel 6a〜8 Proではステータスが表示されません。Galaxyなど、ほかのAndroidの確認方法はここでは扱いません。

バッテリー最大容量の目安【交換・買い替え】

交換や買い替えの目安は、見る人によって数字が違います。次の表で、誰の基準かを分けて見てください。

誰の基準80%の意味交換・買い替えの線か
Apple(設計値)充電サイクル500回(iPhone 15以降は1,000回)後も維持する設計いいえ。設計の値
Apple(表示)数値ではなく「著しく劣化しています」の表示で示す表示が出たら交換を考える
AppleCareのプラン80%を下回ると追加料金なしで交換プラン加入中の無償交換の条件
Google(Pixel)80%未満で「低下」と表示Pixel 8a以降の目安
イオシス(買取)80%未満は約20%の減額査定の線

Appleで80%が条件になるのはAppleCareのプランの無償交換だけで、通常の使用によるバッテリーの劣化はApple製品限定保証の対象外です。

iPhoneのバッテリー交換の目安は?

Appleは交換の目安を数値ではなく表示で示します。劣化が著しいと「お使いのバッテリーは著しく劣化しています。」と表示され、正規サービスプロバイダで交換すると性能と容量を取り戻せるとされています。この表示は安全性の問題を示すものではない、とも書かれています。iPhone 15以降は「バッテリーの状態」の画面で、交換が推奨されているかを確認できます。

最大容量90・85・75%の状態

90%、85%、75%のそれぞれに、Appleが付けた公式の状態名はありません。表の線に当てはめると、次のようになります。

  • 90%・85%:表のどの80%の線にも掛かりません
  • 75%:Pixel 8a以降なら「低下」、イオシスの買取なら減額、AppleCareのプランに入っていれば無償交換の条件にあたります

バッテリー最大容量が80%を下回ったら

80%を下回っても、それだけでAppleが交換を求めるわけではありません。下回ったときの動きは、持っている保証と今後の使い方で決まります。

  • AppleCareのプランに入っている:容量が80%を下回った場合は、追加料金なしで交換してもらえます
  • プランに入っていない:通常の使用による劣化は製品限定保証の対象外で、保証対象外の修理は費用が発生します
  • 使い続ける:「著しく劣化しています」の表示が出たかどうかを、交換の目安にします
  • 手放す:買取や販売の基準で、80%を線にしている店があります

保証の対象外になる場合は費用が発生するため、先にAppleCareのプランに入っているかを確かめましょう。申し込みは、Webで症状を選んで手配する方法、Genius Barや正規サービスプロバイダでの対面、配送修理から選べます。

中古iPhoneを買うときのバッテリー最大容量の目安

中古の店では、表示の細かさが店ごとに違います。イオシスの販売ページは80%以上か未満かの2区分で、未満の端末は商品名に「【バッテリー80%未満】」と書き、通常品より安く売っています。にこスマは商品ページに1台ごとの最大容量を載せています。

PRICE BASEオークションも1台ごとの%を載せ、商品名の%で状態を1台ずつ比べられます。商品名は「iPhone 13|128GB・バッテリー容量84%」の形で、商品ページの「商品の情報」の表にも「バッテリー容量」の欄があります。入札前の注意事項にあるとおり、スペック測定時から最大で6ヶ月ほど経過している場合があり、最大容量に相違が生じている可能性があります。容量帯ごとの相場は次の表のとおりです。

バッテリー容量の帯iPhone 13 128GB(71件)iPhone 14 128GB(51件)
〜79%31,000円(18件)40,000円(14件)
80〜89%34,500円(31件)45,000円(14件)
90%以上39,000円(22件)51,000円(23件)

2026年10月9日〜31日にメルカリで売り切れた出品のうち、タイトルに出品者がバッテリー%を書いたものの中央値です。どちらの機種も容量帯が上がるほど中央値は高くなっていますが、帯どうしで価格の範囲は重なります。iPhone 13では、80〜89%が30,000〜39,000円、90%以上が27,999〜43,500円でした。iPhone 12の64GBでは80〜89%と90%以上の中央値の差が小さく、機種によって差の出方が違います。

  • 商品名と「商品の情報」の表にあるバッテリー容量の%
  • 80%未満かどうか(未満を別扱いにする店があります)
  • 測定から時間がたっている可能性(PRICE BASEオークションは最大6ヶ月ほど)
  • バッテリー以外の状態(ネットワーク利用制限や画面など)

バッテリー以外に買う前に確かめることは、中古スマホはやめとけと言われる理由の記事にまとめています。

機種ごとの相場は、iPhoneの相場ページ、iPhone 13の相場ページ、iPhone 14の相場ページで見られます。相場ページには、バッテリーや色で絞り込む欄があります。

iPhoneを売るときのバッテリー最大容量の目安

売る前に、最大容量を「設定」>「バッテリー」で見ておきます。基準は店ごとに違い、業界で一律ではないので、売り先の案内と照らして考えます。

イオシスの買取では、バッテリー最大容量が80%未満だと約20%の減額になります。最低買取保証の条件の一つも、80%以上であることです。ほかの買取店の基準は、この記事では確認できていません。

  • 「設定」>「バッテリー」で最大容量を見て、数字を控える(iPhone 15以降は「バッテリーの状態」、14以前は「バッテリーの状態と充電」)
  • 売り先の査定の案内に、バッテリーの基準があるかを見る
  • バックアップやサインアウトなど、容量以外の準備を済ませる

準備の順番はiPhoneを売る前にすること、売り先ごとの違いはiPhoneを売るならどこがいいのか、の記事に書いています。

バッテリー最大容量の目安に関するよくある質問

iPhone 14以前でも充放電回数は見られますか?

Appleの公式ページで、充放電回数が確認できると書かれているのはiPhone 15以降(iOS 17.4以降)です。iPhone 14以前は「バッテリーの状態と充電」で最大容量などを確認しますが、回数が見られるという記載は公式ページにありません。

充電上限を80%にすると、最大容量も80%になりますか?

なりません。充電上限はiPhone 15以降の「設定」>「バッテリー」>「充電」で、満充電にする位置を80%から100%まで5%刻みで選ぶ設定です。最大容量の低下がどれだけ遅くなるかの数字は、Appleのページに記載がありません。

ピークパフォーマンス性能とは何ですか?

最大容量とは別の表示です。通常は「お使いのバッテリーは、現在、標準のピークパフォーマンスに対応しています。」と表示されます。予期しないシャットダウンが起きた端末には、パフォーマンス管理が適用された旨が表示されます。

「著しく劣化しています」と表示されたら危険ですか?

Appleのページには、安全性の問題を示す表示ではないと書かれています。正規サービスプロバイダで交換すると、性能と容量を取り戻せるとされています。

最大容量の確認が済んだiPhoneは、PRICE BASEの宅配買取に出す方法もあります。

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