アクティベーションロック解除の方法|前の持ち主に頼む・Appleに依頼する手順と確認方法
画面に「iPhoneは所有者にロックされています」と出るか、初期設定で前の持ち主のApple Account(旧Apple ID)を求められるなら、アクティベーションロックが掛かっています。まず、前の持ち主にiCloud.comから端末を削除してもらいます。連絡がつかないときは、購入証明書があればAppleにサポートをリクエストできますが、解除の約束はありません。
アクティベーションロック解除が必要なときに出る画面
この記事の手順と条件は、2026年10月31日にApple公式サポートページで確認したもので、「iPhoneは所有者にロックされています」の画面はiOSまたはiPadOS 15以降の表示です。
まず、いま端末に出ている画面を下の表に当てはめてください。ロックが掛かっているかどうかは、画面で見分けられます。
| 端末の画面 | 状態 | 見る節 |
|---|---|---|
| 「iPhoneは所有者にロックされています」と出る | アクティベーションロックあり | 解除①、解除② |
| 初期設定で前の持ち主のApple Accountを求められる | まだ前の持ち主に紐付いている | 解除①、解除② |
| パスコード画面やホーム画面が出る | 消去されていない(ロックの有無は別) | 確認方法の節 |
| 「こんにちは」画面が出る | ロックなし。新しい持ち主が使える | 対応不要 |
自分の端末でパスワードが分からないときは、「パスワードを忘れたとき」の節へ進んでください。
アクティベーションロックとは
アクティベーションロックは、第三者による再アクティベートを防ぐ仕組みで、iPhoneとiPadが対象です。「探す」を設定すると自動で有効になり、持ち主のApple Accountが端末に紐付きます。
紐付いたアカウントのパスワードを入力しないと、次の3つができません。
- 「探す」の無効化
- デバイスの消去
- 再アクティベート
「初期化しても外れない」と言われるのは、このためです。パスワードが無いと、消去も再アクティベートもできません。
アクティベーションロック解除①前の持ち主に頼む
中古で買った端末のロックは、前の持ち主のApple Accountから端末を削除してもらうと外れます。削除できるのはアカウントの本人だけなので、前の持ち主にできるだけ早く連絡を取ってください。削除されるまで、所有権を引き継がないでください。
前の持ち主に伝える操作は次のとおりです。
- iCloud.comの「デバイスを探す」に、Apple Accountでサインインする
- 一覧から、この端末を選ぶ
- 「デバイスを消去する」を押す(紛失ではないので、電話番号やメッセージは入力しない)
- 消去が終わったら「このデバイスを削除」を押す。アクティベーションロックがオフになる
端末がオフラインのときは、次にオンラインになった時点で消去が始まります。オフラインのまま「このデバイスを削除」を押すと、アクティベーションロックはすぐに解除されます。前の持ち主が別のiPhoneを持っているなら、その「探す」アプリからもできます。アプリ版のボタン名は「このデバイスを解除」です。
削除のあとに端末側で必要な操作は、Appleのページに載っていません。「こんにちは」画面が出れば、新しい持ち主として使えます。
アクティベーションロック解除②Appleに依頼する
前の持ち主に頼めないときに確かめたい窓口が、Appleのアクティベーションロックのサポートです。購入証明書があれば、サポートをリクエストできます。入口は、Appleサポートの「アクティベーションロックの解除方法」ページにある「サポートをリクエストする」です。
同じページには「問題がある場合」の項目もあり、状況を伝えると対処法を提案するページへ案内されます。会社や学校が持ち主の端末は、その組織のIT部門または管理者に問い合わせるよう案内されています。
購入証明書の扱いで分からないこと
Appleのページに書かれているのは、購入証明書があればリクエストできる、というところまでです。次の3点は、確認できた範囲では記載がありません。
- どの書類が購入証明書として扱われるか
- 審査にかかる期間と結果
- 中古で買った人が、前の持ち主名義のロックについてリクエストして認められるか
申請の前に、どの書類が購入証明書として扱われるかをAppleサポートに確認してください。
アクティベーションロック解除でパスワードを忘れたとき
自分の端末でパスワードが分からないときは、先にデバイスのパスコードを試します。画面の案内に従って入力するのは、設定時に使ったApple Accountとパスワード、またはデバイスのパスコードです。パスコードが分かれば、解除できる場合があります。
パスコードも分からないときは、次の順に進みます。アカウントに入れないままだと、端末を使えなくなったり、再アクティベートできなくなったりする可能性があります。
- Apple Accountが思い出せないときは、Appleのサービスで普段使っているメールアドレスや電話番号でサインインを試す
- パスワードは、信頼できるデバイスや信頼できる電話番号を使ってリセットする。Appleサポートアプリの「パスワードのリセット」も使える
- どちらも難しいときは、アカウントの復旧を進める。数日以上かかる場合があり、サポートに問い合わせても短縮できない
中古で買った端末で求められているのは、前の持ち主のパスワードです。この節の方法は使えないので、「解除①」に戻って前の持ち主に頼んでください。
アクティベーションロックの確認方法(買う前・届いた後)
Appleが案内している確認方法は、受け取る前に初期設定を進めて確かめることです。最後に「こんにちは」画面まで進めれば、ロックなしと分かります。
アクティベーションロックの初期化で何が変わるか
持ち主本人が「探す」を有効にしたまま初期化(すべてのコンテンツと設定を消去)するときは、Apple Accountとパスワードを求められることがあります。消去が終わると、アクティベーションロックはオフになります。
逆に、ロックが掛かった端末は、パスワード無しで初期化しても外れません。パスワードが無いと、消去も再アクティベートもできないためです。
手放す側は、先に「探す」をオフにすると、アクティベーションロックも自動で外れます。オフにできないときは、iPhoneの「探す」をオフにできない原因の記事を見てください。
- 電源を入れて、ロックを解除する
- パスコードロック画面やホーム画面が出たら、消去されていない。販売店に完全消去を頼み、終わるまで所有権を引き継がない
- 初期設定を始める
- 前の持ち主のApple Account情報を求められたら、まだ紐付いている。販売店の店員にパスワードを入力してもらうか、前の持ち主に連絡する
- 「こんにちは」画面が出れば、新しい持ち主として使える
初期設定の前に「iPhoneは所有者にロックされています」と出る端末も、ロックありです。Appleの手順は受け取る前にその場で確かめる前提なので、通販や個人間の取引では、届いたらすぐ同じ順で確かめてください。
自分の端末は、「探す」がオンならアクティベーションロックもオンです。「設定」>自分の名前>「探す」で確認できます。Apple Watchも、iPhoneで「探す」を設定すると自動で有効になります。
アクティベーションロック解除ができないときの相談先
中古で買った端末なら、買う前の確かめ方を中古スマホはやめとけ?の記事で、通話・通信の制限の確かめ方をネットワーク利用制限と赤ロムの記事で読めます。手放す側なら、iPhoneを売る前の準備の記事が参考になります。
端末の入手先で、頼む先が変わります。ロック付きの端末は相場どおりには売れないため、手放す前に解除を済ませておきたいところです。窓口は次のとおりです。
- 前の持ち主と連絡が取れる:解除①の手順で、端末の削除を頼む
- 販売店から買った:販売店に、完全消去と前の持ち主のパスワード入力を頼む
- 購入証明書がある:Appleの「サポートをリクエストする」から依頼する
- 自分のApple Accountに入れない:Appleサポートアプリの「パスワードのリセット」や、Appleサポートの問い合わせ窓口を使う
- フリマアプリや個人間の取引:運営に事情を伝え、消費者ホットライン188にも相談する
- 会社や学校の端末だった:その組織のIT部門または管理者に問い合わせる
フリマ全般の注意として、国民生活センターは、トラブルは当事者間での解決を求められることが多いと案内しています。どの窓口でも、解除が約束されているわけではありません。
アクティベーションロック解除に関するよくある質問
iPadやApple Watchでも、アクティベーションロックは同じですか?
iPadは、iPhoneと同じ説明でAppleが案内しています。Apple Watchは、iPhoneで「探す」を設定すると自動で有効になり、ペアリングの解除や別のiPhoneとの再ペアリングにApple Accountの認証が必要です。MacやApple Vision Proにも利用できる仕組みがあり、Appleが別のページで案内しています。
修理した端末でも、アクティベーションロックは関係しますか?
過去に別のデバイスで使われていた部品が含まれる端末で、取り外しのときにその部品がアクティベーションロックで保護されていた場合、その部品はApple製品限定保証やAppleCareプランの修理対象外になる、とAppleは案内しています。
会社や学校で使っていた端末のロックは、どう扱われますか?
ロックには、組織に紐付けるものと、ユーザに紐付けるものの2種類があります。組織に紐付いたロックは、デバイス管理の権限を持つ組織のユーザが解除できます。Appleは、会社や学校が持ち主の端末について、IT部門または管理者への問い合わせを案内しています。
ロックを外し終えて手放すiPhoneがあるときは、売り先の候補として、買取サービスのPRICE BASEも比べてみてください。