iPhoneの「探す」をオフにできない原因と対処法|盗難デバイスの保護・Apple Accountのパスワード

「探す」をオフにしようとして進めないときは、求められるものと画面の状態で原因を切り分けられます。パスワードを求められて分からないならApple Account(旧Apple ID)の復旧、盗難デバイスの保護がオンなら先にその保護をオフにするのが基本の対処です。Apple Accountを復旧できない場合は、Appleの手続きの待機が必要で、自分だけでは解決できません。

iPhoneの「探す」をオフにできないときにまず見る画面

操作の経路は、2026年10月29日にApple公式サポートページで確認したiOS 26・iOS 27の手順です。「探す」をオフにする通常の流れは、「設定」>自分の名前>「探す」>「iPhoneを探す」と進んでオフに切り替え、求められたApple Accountのパスワードを入れて確定します。

この流れのどこで止まったかを、次の表に当てはめてください。

止まった状態考えられる原因読む節
盗難デバイスの保護がオンのまま「探す」をオフにできない(オンにした覚えがなくても起こる)盗難デバイスの保護がオンになっている原因①
パスワードの入力を求められるが、分からないApple Accountのパスワードが分からない原因②
「設定」でApple Accountの欄がグレイ表示になっている、または制限でサインアウトできないスクリーンタイムで設定の変更が制限されている原因③
画面が割れて操作できない、電源が入らない、手元にiPhoneがないそのiPhoneで操作できない原因④と遠隔でオフにする方法

複数に当てはまることもあるため、上の行から順に確かめてください。

iPhoneの「探す」をオフにできない原因①盗難デバイスの保護がオンになっている

盗難デバイスの保護は、iOS 17.3以降で使える機能で、デフォルトで有効になっている可能性があります。自分でオンにした覚えがなくても、原因になりえます。

Appleは、盗難デバイスの保護が有効になっている間は「探す」を無効にすることはできない、と案内しています。そのため、先に盗難デバイスの保護をオフにして、そのあとで「探す」をオフにする順で進めます。

盗難デバイスの保護をオフにする手順は次のとおりです。

  • 「設定」>「Face IDとパスコード」を開く(Touch IDの機種は「Touch IDとパスコード」)
  • デバイスのパスコードを入力する
  • 「盗難デバイスの保護」をタップして、オフにする

オフにできたら、前の節の流れで「探す」のオフに進みます。パスワードの入力画面まで進めれば、直っています。

iPhoneを売却、譲渡、下取りに出す前には、盗難デバイスの保護をオフにしておく必要があります。

盗難デバイスのセキュリティ遅延が始まったとき

よく知っている場所以外で盗難デバイスの保護をオフにしようとすると、セキュリティ上の理由による待機時間が始まります。その時間が過ぎるまで、オフに切り替えられません。待機がかかるのは「探す」のオフそのものではなく、保護をオフにする操作です。

待機の流れは、Face IDまたはTouch IDで認証し、待機時間(1時間)が終わるのを待ち、もう一度Face IDまたはTouch IDで認証する、の順です。

自宅や職場など、iPhoneを定期的に使う「よく知っている場所」にいるときは、追加の手続きは不要で、いつものパスコードで操作できます。よく知っている場所への到着が検出されると、待機時間が早めに終わる場合もあります。

iPhoneの「探す」をオフにできない原因②Apple IDのパスワードが分からない

Apple IDは、Apple Accountという名称になりました。同じメールアドレスまたは電話番号、パスワードでサインインできます。

「探す」をオフにするには、Apple Accountのパスワードの入力が必要です。パスワードが分からないと、この操作は先に進めません。まず、そのiPhoneでApple Accountにサインインしたままかどうかを確かめます。

サインインしたままなら、パスワードを変更する経路があります。「設定」>自分の名前>「サインインとセキュリティ」>「パスワードの変更」と進み、画面の案内に従います。Appleは、信頼できるデバイスが手元にあれば、復旧の手続きは不要と考えられるとしています。

Webでも、Apple Accountのページにサインインして「サインインとセキュリティ」>「パスワード」から変更できることがあります。変更の前に1時間待つ必要がある場合があります。

変更できたら、新しいパスワードで「探す」のオフをやり直し、「オフにする」まで進めれば解決です。

Apple IDのパスワードを忘れたときのリセット

サインインできない場合は、「パスワードをお忘れですか?」を選んで、画面の案内に従います。案内に従うと、信頼できるデバイスを使うよう案内されるか、復旧要素の提示を求められるか、待機期間のあとにアクセスするよう案内されます。

信頼できるデバイスとは、すでに2ファクタ認証でApple Accountにサインイン済みのiPhone、iPad、Apple Watch、Apple Vision Pro、Macです。信頼できるデバイスがない場合に求められることがある復旧要素は、次のとおりです。

  • 信頼できる電話番号(2ファクタ認証の確認コード)
  • 復旧用の連絡先から送られる6桁のコード
  • Apple Accountのメールアドレス
  • Apple Accountに関連付けられたクレジットカードのCVV
  • 復旧キーまたは物理的なセキュリティキー(設定している場合は手順が異なります)

手続きは、iOS 17以降のデバイスでSafariからAppleのパスワード復旧ページを開いて始められます。借りたデバイスでは、Appleサポートアプリの「サポートツール」>「パスワードのリセット」から進めます。

信頼できるデバイスも復旧要素もない場合は、Appleにアカウントの復旧を申請できます。セキュリティ上の理由から、数日以上かかる場合があります。信頼できるデバイスや電話番号にすぐ触れられるなら、手元に揃うまで復旧手続きを待つほうが早く復旧できます。

iPhoneの「探す」をオフにできない原因③スクリーンタイムで設定の変更が制限されている

Appleは、制限が有効でApple Accountからサインアウトできない場合や、「設定」でApple Accountがグレイ表示になっている場合の原因として、スクリーンタイムの設定を挙げています。Apple Accountの欄がグレイ表示のときは、スクリーンタイムの制限が原因のことがあります。

ただし、Apple Accountの欄がグレイ表示だと「探す」にも進めなくなるのかは、Appleのページには記載がありません。ここでは、Appleが案内している範囲の対処を書きます。

「制限されているためサインアウトすることはできません」と表示される場合は、スクリーンタイムパスコードが設定されている可能性があります。次の順でパスコードをオフにします。

  • 「設定」>「スクリーンタイム」を開く
  • 下にスクロールして「スクリーンタイムを管理」>「スクリーンタイムパスコードを変更」をタップする
  • 「スクリーンタイムパスコードをオフ」をタップし、パスコードを入力する

「設定」でApple Accountがグレイ表示の場合は、特定のスクリーンタイムの制限が有効になっている可能性があります。「設定」>「スクリーンタイム」>「コンテンツとプライバシーの制限」を開き、「すべての制限」がオンなら、「プライバシーの制限」まで下にスクロールして「設定の変更を許可」をタップします。「アカウント」を「許可」にして、スクリーンタイムのパスコードを入力します。

そのあと「設定の変更を許可」の画面で、ほかに「許可しない」の項目がないか確認し、あれば「許可」に変えます。「設定」でApple Accountの欄が通常の表示に戻れば、直っています。

ファミリー共有のお子様のiPhoneの場合

保護者がペアレンタルコントロールを設定している場合は、保護者にスクリーンタイムパスコードを入力してもらう必要があります。お子様のスクリーンタイムパスコードの変更は、ファミリー管理者または保護者のデバイスで行います。

iOS 27などで導入された新しいペアレンタルコントロールでは、保護者が「設定」>「ファミリー」>お子様の名前>「コンテンツとプライバシーの制限」から、スクリーンタイムのパスコードを入力し、「プライバシーの制限」の「アカウント」を「許可」または「許可しない」に設定します。

iPhoneの「探す」をオフにできない原因④画面割れ・電源が入らず操作できない

画面が割れてタッチできない、電源が入らないといった状態では、「設定」から「探す」をオフにする流れを進められません。画面割れや起動しない端末で「探す」をオフにする手順だけを取り上げたAppleのページは、確認できませんでした。

Appleは、デバイスがもう手元にない場合や、「設定」の「探す」をオフにできない場合は、iCloud.comの「探す」でアカウントから削除できると案内しています。同じApple Accountでサインインできる別の端末やパソコンのブラウザと、パスワードがあれば進められます。具体的な手順は、次の節にまとめています。

iPhoneの「探す」を他の端末やiCloud.comから遠隔でオフにする方法

手元にない端末や、そのiPhoneで「探す」をオフにできない場合は、別の端末から操作します。同じApple Accountでサインインしている別のデバイスの「探す」アプリでも、iCloud.comと同じことができます。iCloud.comでの削除の手順は次のとおりです。

  • iCloud.comの「探す」にアクセスして、Apple Accountでサインインする
  • デバイスのリストから、対象のiPhoneを選ぶ
  • 「このデバイスを削除」を選ぶ

結果は端末の状態で変わります。オンラインの場合は削除できませんが、修理に出す準備はできます。「続ける」を選ぶと、30日間「修理の準備完了」または「下取り準備完了」になります。オフラインの場合は、アクティベーションロックがすぐに解除され、30日後に「探す」から削除されます。

30日が過ぎたあとでそのiPhoneがオンラインになり、Apple Accountにサインインしたままだと、リストに再表示され、アクティベーションロックが再び有効になります。

別のiPhoneの「探す」アプリで行うときは、「デバイスを探す」から対象のデバイス名を選びます。オフラインのデバイスは「削除」でリストから外せます。アプリ版の確定のボタンは「このデバイスを解除」と表記され、iCloud.comの「このデバイスを削除」とは名前が違います。

売却や譲渡の前に「探す」をオフにし忘れた場合は、iCloud.comの「探す」でデバイスを選び、「デバイスを消去する」を選びます。紛失ではないので、電話番号やメッセージは入力しません。消去が終わったら「このデバイスを削除」を選ぶと、アクティベーションロックがすぐにオフになります。すべてのコンテンツが消去される点に注意してください。

初期化した後に「探す」をオフにする操作は必要か

iPhoneで「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行すると、Appleの案内では「iPhoneを探す」とアクティベーションロックがオフになります。そのため、消去が終わった端末で、あらためて「探す」をオフにする操作は要りません。

ただし、「探す」が有効な端末の消去では、Apple Accountとパスワードの入力が必要になることがあります。パスワードが分からないと、初期化でも先に進めない場合があります。盗難デバイスの保護が有効で、よく知っている場所以外にいるときは、消去にFace IDまたはTouch IDでの認証が必須です。

iPhoneの「探す」をオフにできないときの相談先

売るために「探す」をオフにしたいなら、バックアップや初期化も含めた全体の流れを、iPhoneを売る前にすることにまとめています。

中古で買った端末で、初期設定中に前の持ち主のApple Accountを求められる場合は、まだそのアカウントに紐付いたままです。前の持ち主に、アカウントからの削除を依頼してください。企業や教育機関が所有するデバイスは、IT部門または管理者に問い合わせます。

Appleの窓口は、Appleサポートへのお問い合わせのページから、製品別サポート、Appleサポートアプリ、電話の窓口に進めます。Appleサポートアプリでは、チャットでの質問や修理の申し込みなどができます。電話番号は予告なく変更されることがあるため、Appleの公式ページで確認してください。

Apple Accountの復旧は、Appleサポートに問い合わせても待機期間を短縮できません。新たなリクエストを送ると、待機期間が長引く可能性があります。確認メールは手続き開始から72時間以内に届き、アクセスを復旧できる具体的な日時が書かれています。

待機中にサインイン済みのデバイスを使うと、リクエストがキャンセルされます。状況は、開始時と同じメールアドレス・電話番号で確認できます。

iPhoneの「探す」をオフにできないときのよくある質問

Apple Accountのメールアドレスが分からないときは?

登録されているどのメールアドレス・電話番号でもサインインできます。iPhoneでは、「設定」>自分の名前>「サインインとセキュリティ」で確認できます。ファミリー共有の家族に設定で確認してもらう方法や、Appleからのメールの本文に主要なメールアドレスが書かれていることもあります。

「探す」をオフにすると、アクティベーションロックはどうなりますか?

iPhoneで「探す」をオフにすると、アクティベーションロックは自動的に削除されます。アクティベーションロックは「探す」の設定で自動的に有効になり、Apple Accountのパスワードがないと、「探す」の無効化・消去・再アクティベートができません。

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